今、勝ち組みと言われる組織は、組織に見合った最適なマネジメントシステムで運用されている。健全な経営をするためには、経営にマッチしたマネジメントシステムの導入が必要になる。
企業は、引渡し後のメンテナンスといった顧客満足の観点からも継続的に発展し、かつ適切な利潤を確保することによって、存続していかなければならない。特に中小企業では限られた経営資源を最大限に活用し、効率を図らなければ現在の厳しい情勢は乗り切れないと考えられる。
組織が目的を効率的に達成するには、目標とその実施計画を立て、分担を明確にして実施し、連絡整調を図り、進捗状況を確認し、必要であれば経営資源の投入や実施計画の修正を行う。これがシステムであり、そのシステムを上手に運用することが、マネジメントである。
組織の優れた固有技術を最大限に活用し、顧客満足を向上させ、適切な利潤を確保するためのツール(管理技術)を使って経営することがマネジメントである。
組織をシステム化し、効果的に運用する仕組みがマネジメントシステムです。組織は製品やサービスを提供して利益を得ており、マネジメントシステムは存在していると考えます。ただ効果的なシステムかどうかは経営者が判定しなければなりません。
この不完全なシステムを製品やサービス提供の質の観点からアプローチするのがISO9001、製品やサービス及び活動による環境影響を削減する観点でアプローチするのがISO14001、安全衛生の観点でアプローチするのがOHSAS18001、個人情報保護の観点でアプローチするのがプライバシーマークと種々あるが、企業経営システムの根幹は変わらない。
マネジメントシステムは、適切に運用すれば中小企業にとって取り組み易い、簡便なシステムである。役に立たない、不必要なシステムに構築された場合、そのシステムを構築した関係者の責任である。マネジメントシステムを役立ててないのは経営者の責任である。
経営者がこれまで築き上げたシステムをマネジメントシステムでより適切なものとし、顧客満足、環境保全、労働安全、個人情報の保護といった観点で利益を向上させるシステムに構築し直すことである。